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Easy To Slipも、この曲もリクエストしたよ

 投稿者:Mr.UNIVERSE  投稿日:2009年 9月 9日(水)22時27分18秒
編集済
  2度目か3度目だったかな?確かに紙ジャケ発売後もあっという間に品切れになるほど
のグループだが、実はまだ現役でっせ。

 

Easy To Slip/Little Feat

 投稿者:G  投稿日:2009年 9月 9日(水)11時26分28秒
  72年アルバムのファーストチューン

一時はザバンド並の評価を得
今は亡きロリーギャラガーが日本に来た時に
いまはフィートしかないと聴きまくっていたとか
サザン桑田氏がドライビングテープで聴きまくっているとか
(両方とも当時の音楽雑誌情報)

ローエルジョージがあの世に渡ってはやほぼ30年
すっかり忘れられてしまったなぁ
というのが実感
(娘さんが音楽やっているけど、親父の事知らないで聴いている人が殆どだろう、全くジャンルも違うし)

店でも殆どリクエストはない
というか、ディクシーチキンさえ
この1年間で一度もなかった
10年前は1週間に1回くらい
ワインでチキンを食べたくなるほど聴かされたのに・・・

流行り廃りは人の世の常であるが
まぁ、俺さえ忘れなければ良い話であります

縦横5個づつの桝目で正方形を25個の正方形に分けます
対外のバンドはど真ん中の桝目あたりかその一つ下の桝目
あたりで音楽しているように感じるのですが
ローエル時代のフィーとはその一つ上の桝目で鳴っていた
そんな気がするのです
もしくはど真ん中だけ抜けていて
その上と下が鳴っているような・・・

それが何を意味するのかは知らないけど
そんが気がする
大変不思議な音のバンドでした
アーシーに見えて実はとてもアートフィッシャルな音
それはローエルが育ったハリウッドのもたらす何かだったのかも知れませんね

この曲は、時間の不思議さを歌ったもので
時が経てばあれほど絶対と思っていた何かでさえ
ほんとにあれは実在したのだろうか思えるほど
はかないものになってしまう感覚をあくまでライトに歌っています

イントロの生ギターのカッティングの音だけでも
他のバンドの音とがは違う
奇妙さを感じることが出来ると思います

思ひつつぬればや人の見えつらむ 夢と知りせばさめざらましを(小町)

[2008年7月10日 mixiにて初出]

http://upset-the-apple-cart.net/index.html

 

本日夏休み

 投稿者:G  投稿日:2009年 9月 5日(土)11時31分21秒
  休店です  

YOu're No Good/Linda Ronstadt

 投稿者:G  投稿日:2009年 9月 4日(金)14時13分48秒
  74年アルバムのファーストナンバー

カーラボノフのところでも触れたけど
70年代の真ん中辺り
ロック界のナビゲーター、トレンドセッターの役割を果たした
歌姫とか女王と言う表現で呼ばれもしたけど
オリジナルを創作する能力はなし
埋もれた名曲に息吹を吹き込むキラメキモない
ヴォーカリストとしては凡庸であり
取り得は、コダヌキのような愛嬌と、そして圧倒的な声量
時代が彼女のようなスケールの大きな再生装置を求めたのだ
そのぐらいロックの世界がカントリーからパンクまで
広大になり始めた時代に
強靭な胃袋が食事を選ばないがごとく
彼女は、おそらくピーターアッシャーとかアンドリューゴールドとかジョンデイビッドサウザーら黒子陣とタッグを組んで
とにかくロックの香りがする佳曲をもれなく歌った
プレスリーからストーンズ、クラレンスカーターからハンクウイリアムスという幅でである

時代が豊かになり、選択の自由の時代になったのである

リンダがそんな時代とシンクロし始めた象徴がこの曲で
大ヒットとなった
もちろんカバーであり、オリジナルはR&Bであるが
その黒い雰囲気はマイナーなノリは
そのまた昔、彼女がバックバンドとして起用していた
イーグルスの大ヒット、ウイッチーウーマンを意識したものであり
その曲は、彼女のことをうたったものと言われているが
お姉さま一回お願いしますという歌に
あんたはよくないは、とは全くの貫禄で

貫禄がつきすぎた今の姿もさもありなんという気がするわけである
あのころは2ピースの下着の似合うかっこいいお姉さんでした

[2008年7月9日 mixiにて初出]

http://upset-the-apple-cart.net/index.html

 

9月末日楽曲増量中間報告

 投稿者:G  投稿日:2009年 9月 3日(木)10時10分49秒
  現在1956曲
あとCD100枚分くらいあるので
2500-700ぐらいでしょうか

お楽しみに

http://upset-the-apple-cart.net/

 

This Time I'll Be Sweeter/Linda Lewis

 投稿者:G  投稿日:2009年 9月 2日(水)14時07分37秒
  75年アルバムの3曲目

誰のなんていう曲が知らないが
有名な曲というものがある

この曲はその際たるものの一つではないか
おかげさまで俺は愛聴させてもらって長いが
何年か前に、渋谷のカフェとか古着屋で
インスト、カバー、オリジナルと
一日で三役そろい踏みに遭遇して
びっくりしたことがある

リンダは元祖力の抜けたボーカル
これじゃ悪く聞こえるな
訂正
力みのないボーカルとでも言えそうな女性で
この類まれなる美しいメロディとあわせて
リピートで10回も聴いていれば
眠りこけてしまいそうである

不眠症に有効な名曲

[2008年7月8日 mixiにて初出]

http://upset-the-apple-cart.net/index.html

 

One Fine Morning/Lighthouse

 投稿者:G  投稿日:2009年 9月 1日(火)12時17分20秒
  70年アルバムの6曲目

邦題、ある晴れた朝
これはもう懐メロである
全米2位まで上がった曲である
アメリカで流行れば日本でも流行る
そんな時代であった
いや流行ったかについては確信がないが
とにかくラジオで聴いた
まだステレオも保有していない
ラジオで聴いただけ
ラジカセも持っていなかったので
録音さえできなかった
でも不思議に忘れることができず
20年も経ってからアルバムを入手した

ブラスロックであるが
イントロから延々と続くのエレキを生ギターのように使った
カッティングのハードなタッチがカッコがいい
ヴォーカルはハモリまくり
オリジナルは13人編成だそうだが
現代ではありえないだろう
いくら売れても一人のもらいが少なすぎる

昔々あるところに・・・
御伽噺のような名曲だと
俺は思うのだが

[2008年7月7日 mixiにて初出]

http://upset-the-apple-cart.net/index.html

 

What Became Of Likely Lads/Libertines

 投稿者:G  投稿日:2009年 8月28日(金)10時01分35秒
  04年アルバムの14曲目

ロックという文化はとりあえず音楽が一番わかりやすく
ほとんどの場合ミュージシャン、バンドという形態をとって
現れてくるが
必ずしも、音楽家として天賦の才に恵まれた輩ばかりではなく
音楽性はそこそこだけど
ロックとその意味するものを深く理解している
ロック的な雰囲気を表現するセンスが素晴らしい
という理由で
ロックミュージシャンとして成立している人がほとんどだと思ったりもする
これはたとえばブラックミュージックの世界であればありえないことだろう

さて
このバンドというか、このバンドのリードボーカルであった
ピータードハティの場合は
そういう次元も通り過ぎ
存在の仕方がロックという趣である
音楽的にはまぁまぁレベルの才能ではなかろうか

ブライアンジョーズとかジムモリソンの系譜に繋がる人だろう
そして、山頭火、放哉、中也、ランボー、ワイルド

珠に、純粋な意味での社会不適応者がロッカーとか詩人という形で社会に現れることがあるが
そのような時代がどんな時代か
そのような出現が何を意味するのか
わかりかねるが
炭鉱のカナリヤみたいな役割があるような気もするので
現代の酸素の濃さについては常に考えるべき必要があるのかもしれない

歌は、どうしようもなく(彼には)つまらなく、くだらなく、敵のようにさえ見える同世代に対する、おどおどした水鉄砲レベルの中傷である
鼻パシラの強い輩に何をこの野郎!と凄まれたらビビッてしまうに決まっている

しかし、その曲に乗って歓喜する同世代が彼の瞳にどのように映ってているかを想像すると興味深いものがある

[2008年7月4日 mixiにて初出]

http://upset-the-apple-cart.net/index.html

 

Lady Blue/Leon Russel

 投稿者:G  投稿日:2009年 8月27日(木)15時32分41秒
  75年アルバムの11曲目

何と言ってもドラムスが今は亡きアルジャクソン
ロッドスチュワートがアトランタクロシングのアルバムの
インナースリーブで、彼を哀悼し
彼は全てのボーカリストにとってインスピレーションであったと
書いていたが
レオンが気持ちよさそうに歌っている
歌心をくすぐるアルのリズムは
陽光を受けて穏やかに流れる春の小川のようである

レオンが強烈にエモーショナルなボーカリストであることは自明であるにしても、今は亡きレイドバックという言葉に一番フィットする1曲といえると思われる

これも今は亡き、ライトミュージックという雑誌のレコード評で
ハリー細野氏がこのアルバムを評して
男が惚れる男のアルバムみたいなことを述べていた、男をそそる男のアルバムだったかな(もはや手元にないのでニュアンスです)

何でこんな大人の男のラブソングに男がそそられるのか
ガキの俺には不明で
そそられるべきは女であろうと思ったものである

その考え方は今も変わっておらず
男が、誰か他の男の女の愛し方に、憧れることなんてないと思っているが
しかしそのありえないことがあるように感じさせる力がある歌唱だということは今ならわかる
ある意味男の理想像を感じさせる1曲であるが、果たして、それにきちんと対応する女は実在するのかしらとも思ったりするわけであり、だからこそ理想なのでしょう

[2008年7月3日 mixiにて初出]

http://upset-the-apple-cart.net/index.html

 

Another Time/Leo Sayer

 投稿者:G  投稿日:2009年 8月26日(水)11時59分57秒
  74年、不滅の名盤、星の王子さまアルバムの8曲目

後に、リンゴスターのアルバムなどで、当時のポップアルチザン、リチャードペリーと組んでYou Make Me Feel Like Dancing、I Love You More Than I Can Say、When I Need Youとヒットを連発したレオだが、それはそれでめでたいとしても、その以前のレオには、ロック界のヴィンセントヴァンゴッホの趣があった

誰ともマジアウことのできない自己を見つめる態度
かといって意味を感じることのできない連帯を求めるでもなく
どこまでも孤立した少年の感性
破壊衝動は全て内向きであるところが一昔前
というか、人間がやっぱ立派だったんだよね
人間は全て孤立しているという当たり前のことを前提にして
ものを考え表現していた

現代の日本の歌詞のように、無責任な、励ましや声かけとは一番遠い世界

この曲について言えば

誰もがそうだと思うのだけど
日々しのぎというかルーティーンに没頭している時に
ふとトランスに入り
その自分を俯瞰で見ている感覚
身体がやっていることと精神が求めていることに
脈絡がないように感じてしまう感覚
そのような状態に陥っている自分を

Ysee Im lost...
And I dont know who I am

と絶叫しているわけで
聴かされる他人には無残な印象が残るが
不思議に再生を感じるのである

[2008年7月2日 mixiにて初出]

http://upset-the-apple-cart.net/index.html

 

kashmir/Led Zeppelin

 投稿者:G  投稿日:2009年 8月25日(火)15時50分8秒
  75年アルバムの6曲目

ZEPは化粧の濃い女みたいなものだと言う奴がいる
同時代の英国ミュージシャンがリスペクトたっぷりに
アメリカのブルースを電気的にコピーしていた時代に
それをギミックたっぷりに大音量化
おどろおどろしく再生産しただけじゃないかと・・・

そういう側面はあると俺も思う
しかしエモーションよりアタックを選んだと
ボディブローよりカウンターのフックを選んだと
時代の中で独自性を求めた
ヘッドワークが最高だったのもまた間違いはないだろう

そんな彼らの最もオリジナルな曲は何かと言われたら
俺はこの曲を選ぶ

モスラが地を這ってどんよりのったり歩んでいくような
不思議な重低身のリズム
おどろおどろしい曲調

それがジミーの人間観人生観らしいが
さすがにブラックマジシャンですな

[2008年7月1日 mixiにて初出]

http://upset-the-apple-cart.net/index.html

 

You Don't Love Me When I Cry/Laura Nyro

 投稿者:G  投稿日:2009年 8月22日(土)18時43分48秒
  69年アルバムのファーストチューン

恐ろしい唄である
私が泣いている時に貴方は私を愛してくれない
だから私は貴方と別れなければいけない

女が求める愛
それにおびえる男
おびえるというかどう対応していいのか分からない
女は生まれた瞬間から女であり
男はそういう女との経験を経てゆるやかに男になっていく

そのような感覚って
男女を問わず現代の若者に伝わるのかな

動物→男・女→人間→ほとけさま
こんな感覚も御伽噺なのかしらね

[2008年6月27日 mixiにて初出]

http://upset-the-apple-cart.net/

 

Rock and Roll All Nite/Kiss

 投稿者:G  投稿日:2009年 8月20日(木)02時24分52秒
  敢えて75年ライブアルバムの15曲目で

俺たちより一昔前のロックキッズにとっては
ジョニービーグッドやロールオーバーヴェートーベンが
ロックンロールの国の国歌みたいなものに当たるのだろうが

近代化が進み、土の匂いや権威みたいなものも失せた
ポストモダンな時代に生きる
俺らの時代の国歌はこれになるのではないか

高層ビルの基礎を作っていく時に
パイルを一つ一つ
鉄骨を一つ一つ
組み合わせていくみたいに
素材がむき出しであからさま

ドスンドスンというドラム
ジャーンジャーンとなるギター
単純なことこの上ない

しかし嘘もかっこつけもない

曲が始まった瞬間から目の前の光景がリアルになり
自分の生息している空間の
矮小さ空虚さを暴く暴力的な曲である

ロックを信じるということは
この曲が提示する野蛮さを善いものと受容することではないだろうか
コンプリケーションを憎みシンプリシティを切望する態度
幼稚退行と言うなら言え
成熟に意味があるのか、ってそんな感じ

もちろん歌詞はもろにセックス
人間大讃歌である

心と精神にもフィットネスを求める人なら
たまにはこれを大音量で聴いたらよろしいんじゃないですかの1曲
自分がどのくらい年取ったか手に取るようにわかりますぜ・・・

[2008年6月25日 mixiにて初出]

http://upset-the-apple-cart.net/

 

音響リセット

 投稿者:G  投稿日:2009年 8月13日(木)18時07分7秒
  しばらくメインスピーカーしか鳴らず淋しい音でしたが大兄の監修により完全回復しました、どうぞお楽しみに  

The Village Green Preservation Society/Kinks

 投稿者:G  投稿日:2009年 8月12日(水)18時54分37秒
  68年アルバムのファーストナンバー

軽い曲だが考えさせられる曲
キンクスのナンバーではけっして人気がある曲とは言えないだろうが
俺がキンクスから、まず1曲選べといわれたら、これになる

レイは24歳、24歳の当時最もカッコイイロッカーが
新しいものから古いものを守ろうと歌っているわけである

ドナルドダック→のらくろ
カスタードパイ→おはぎ
シャーロックホームズ→明智小五郎
小さな商店→小さな商店

これを同時代で聴いた人はジョークとして聴いたのだろうか?
これを彼らはジョークとして歌っていたのだろうか?

行く歳風雪に耐えると、歳を経るとともに、警句みたいに聴こえてくる
音もおとぎの国のBGMみたいでファンタジーみたいだし・・・

今なら、幼児番組ででも、ガキどもに歌わせてみたいが
そういうことをさせないようにvirginityなんて言葉が潜ませてあり
やっぱ確信犯なのだろうかなぁ

[2008年6月25日 mixiにて初出]

http://upset-the-apple-cart.net/index.html

 

21st Century Schiuzoid Man/King Crimson

 投稿者:G  投稿日:2009年 8月11日(火)17時16分28秒
  69年
アビーロードをチャート1位から引き摺り下ろした
六代目松鶴あるいは故政治家金丸氏のドアップみたいな表紙の
かの有名なアルバムのファーストチューン

ロックを代表する曲を挙げれば必ず挙がる1曲であり
やる気と楽器さえあればロックは誰でもできるという
パンク的なスタンスからは極北に存在する1曲でもある
聴けばわかるが誰にもできるというレベルのロックではない
(んでしょ、俺はミュージシャンではないのすが・・・)

初めて聴いた時は21世紀は遠く感じたのだが
時代はとっくに21世紀に突入した
感慨は尽きることないが
歌詞の世界に触れれば
21世紀は20世紀の連続ではなく
どこかで断絶があった(まだ8年しか経っていないけど)と感じているので
この、社会が人間を滅ぼすという考え方には古さを感じてしまう

俺には社会の劣化を人間の劣化が追い抜いてしまったように思える
社会が人間を追い込み、その結果、人間が本来持っているバッドな本質がよりあからさまになってしまったたというか・・・

特に不公平が顕在化している、ステータスクオの状況下において
損得で見れば、得の側に理由なくいる人たちの
そのポジションを守るためのあからさまな下品さは眼に余り
そういう意味で、本来人間の調和ある集合体である社会は崩壊してしまった

社会が戦場みたいになったのは何か大きなシステムのようなもののせいであるとしても
必要以上に殺しあうのは、戦士のせいであり
南京にせよ、沖縄にせよ、ベトナムにせよ、イラクにせよ
そんなことは歴史が充分に示しているのだが
歴史から学ぶという姿勢を失った人間には意味はないわけで
やっぱりより劣化したのは人間だと俺は思う

このラジカルなロックはノスタルジーの1部としての機能のみとして存在していくのであろう

[2008年6月24日 mixiにて初出]

http://upset-the-apple-cart.net/index.html

 

When You Were Young/Killers

 投稿者:G  投稿日:2009年 8月 6日(木)11時03分31秒
  06年アルバムの3曲目

よく人が瓶牛乳を飲む時
空いているほうの腕を腰に持っていく
実によい姿勢である

若いバンドであるが
そんな感じの、実に姿勢のよさを感じさせる音のバンド
その昔だったら、ロックではなく
反戦フォークをカルテットでやっていたのではないか
キングストントリオとかブロードサイドフォーみたいに・・・

しかもこの曲は
若者が年寄りの気持ちになって
冷や水は足湯ぐらいにしなさいと
俺たちは、あんたらには理解できないくらい深くものを考えていると

若い奴らは、もちろん、そのくらい突っ張っているほうがいいに決まっているが、もう少し退廃しないと、他人には伝わらないものがあり、そのことを分かった上で、よいところを汲み取ってやるのが、ジジイの役割でもある

[2008年6月21日 mixiにて初出]

http://upset-the-apple-cart.net/index.html

 

Loving And Free/Kiki Dee

 投稿者:G  投稿日:2009年 8月 5日(水)10時53分18秒
  73年アルバムのファーストチューン

個人的に大事にしている曲

その圧倒的な歌唱力から
その後エルトンジョンとのデュエットなどで
エンターテーメント的な方向に行ってしまった彼女だが
イギリスのキャロルキング、リンダロンシュタットといった
風情を醸し出していた時期もあった

女性自身にしか作れないし歌えない曲を
女性自身が作って歌っている感じ

ロックエイジの女性しか選ばないだろう曲を
ロックエイジの女性が選んで歌っている感じ

この曲は彼女のオリジナルであるが
この曲が入っているアルバムで、俺は初めてスティーラーズホィールを知った
You Put Something Better Inside Meという曲であるが、これを女性が歌うとどうしようもなくエロティックに聴こえて今でも少しあせる

さて、この曲は恋愛しない限り自分の人生は始まらないという
女性の心の中のリアリティを吐露したものであるが

サビの部分

I will untangle myself, so that I can see
I will untangle myself, everything will be
Loving and free

を、歌詞カードのない廉価穴あき版だったので

I will run (to) tangle myself

と俺は聴いてきて
後に正解を知り赤面した覚えがある

花も嵐も踏み越えて進んでいくのが女なんだなぁ
と勝手に思い込んでいたのだが
そんなわけはなく、いまだに女性心理の解明には自信が無い

[2008年6月20日 mixiにて初出]

http://upset-the-apple-cart.net/index.html

 

You Never Met a Motherfucker Quite Like Me/Kid Rock

 投稿者:G  投稿日:2009年 8月 4日(火)09時51分18秒
  01年アルバムの8曲目

まずは、あくまで推測感想としての話

ロッカーでも話ができそうな奴と絶対話なんてできないだろうと思う奴の二種類がいるような気がする
たとえばブルーススプリングスティーンとか佐野元春は前者
このキッドロックとか世界の矢沢とかは後者
世間一般的には前者の方が真摯というか表現者というか
尊敬を集めやすい

しかし後者の類の人たちの方が
コラージュというかナビゲートというか
何がカッコよく何がカッコ悪いかという判断力
には優れていたりする、と感じたりする

きっとあこがれる対象とか目標とする何かが違うのだと思う
前者がなにか唯一無二の絶対的な世界を求めているとすれば
後者は既に存在している何か素敵なものを再生産しようとしている
または、存在していたものが風化しないようにたまに掃除しているとでも言おうか・・・ロックのリサイクルにエコ的に貢献しているとも言える

今は手元にないが世界の矢沢が80年代にアメリカのウエストコーストで
英語で作ったアルバムは音がシャキシャキであの時代のどの日本のアルバムよりかっこよかった、という記憶がある

さて、このキッドロックの曲は
歌詞に適当に自己顕示を塗してはいるが
壮大で大げさな、しかしマジメな
レイナードスキナードに対するオマージュであり
聴後感は、より分かりやすく、レイナードを聞いた後のスケール感、壮大さが残るように作ってある

71年生まれであるから、彼にしても、レイナードは後追いであろうが
よっぽど好きだったんだろう
この曲からレイナードへ時代を遡って辿り着いた若者もいるに違いなく、彼の望みもそこにあると思われる

基盤として使われているのは、もちろんフリーバードであり、歌詞には、シンプルマン・ワズアイライトオラロングの味わいもある
もちろんはるかに分かりやすい形で・・・

[2008年6月19日 mixiにて初出]

http://upset-the-apple-cart.net/index.html

 

After The Show/Kevin Ayers

 投稿者:G  投稿日:2009年 8月 3日(月)12時08分29秒
  74年シングルのみのリリース

ライブに行く恋の歌を聴く
跳ねるのは9時ごろか10時ごろか
一人身である、行きつけの店もない

どうしようもないさびしい気持ちに陥ってしまった時
誰か男の(あるいは女の)歌う声が聴こえてくる

'who's going to take me home
After the show?
I'm feeling really lonely
And I've nowhere to go
Oh take me to your party
And I'll dance all night
And hold you tight till morning comes'

そして男は(あるいは女は)
僕には(あるいは私には)君の(あるいは貴方の)気持ちが分かると言い
その曲を一緒に歌い
一緒に帰り
そしてそれから仲良く暮らす

大人のメルヘンである
英語部分のサビが3回登場するのだが
1回目は男声だけ
2、3回目は男女のハーモニーで歌われる

きっとよさげな誰かと眼が合って、その瞳がそんな曲を歌っているように見えたのだろう
本当にライブが跳ねて、そんな歌を歌っている男が(あるいは女が)いたらホラーである

そこがメルヘンなのだが
ライブが跳ねたらまるで通勤の帰宅列車のように
黙々と帰っていく我が国ではSFに聴こえる

[2008年6月18日 mixiにて初出]

http://upset-the-apple-cart.net/index.html

 

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