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J.J. Cale & Leon Russell

 投稿者:大塚  投稿日:2018年11月30日(金)22時45分21秒
  In Session at Paradise Studio 1979

JJケイルとレオンのパラダイス・スタジオでのジョイント・セッション
今回DVDを購入して音がよいのに驚いた
70年代のビデオは音がこもったものが多いので余り期待していなかったが
しっかり各楽器がミックスされていてとても聴きやすい
それにレオンが参加しているせいかJJもリラックスして
予想以上にギターを弾きまくっていて元気だ
レオンも以前のように無表情なクールではなく自然に笑顔も出ていい感じだ
今回はピアノではなく主にオルガンを弾いていて全体のサウンドにメリハリをつけている

ピアノを担当するラリー・ベルも1曲歌い
現在はThe Weight Bandに参加しているマーティ・グレブは
サックスで参加しているが顔があまり映らないのが残念だ
奥さんのクリスティン・レイクランドもハーモニーとハーモニカで要所を支える
セカンド・ギターのジミー・カースタインはかなりのテクニシャンのようで
ロックというよりジャズ・ギタリストの感覚に近いフレーズを弾いている

この映像は2001年にナッシュビルで発見されたそうで
撮影後すぐにリリースされなかったのが悔やまれる
仙人のようなミュージシャンといったJJの対する評価が
いかにかけ離れたものかが分かるだろう
エリック・クラプトンも憧れたイカしたロックン・ローラーJJケイル
この表現が一番ぴったりの1979年のパラダイス・スタジオでの
JJケイルとレオンのスタジオ・ライブは何度聴いても飽きることがない

実は今年一番聴いた音盤はこのライブ盤
先日発売されたレコードは収録数はDVDの半分だがご機嫌なサウンドだった
 
 

Shannon McNally

 投稿者:大塚  投稿日:2018年11月28日(水)14時50分18秒
  Black Irish/2017年

前作はボビー・チャールズのカバー・アルバムだったシャノン・マクナリーの8作目
1973年生まれニューヨーク出身で今年45歳
2002年のデビュー盤の頃はキャピトルから出ているので
レコード会社も期待の新人として結構プッシュしていたようだ
メジャー・レーベルでは自分のやりたいことと少しずれていたように感じるが
この2017年作ではカバー曲とオリジナルのバランスもよく本来の姿に近いのかもしれない
少し突き放したような歌い方なのでルーズな感じかなと思っていると
けっこう丁寧に歌い込まれていて『It Makes No Difference』は名カバーだと思う

ルーツ的なロックを基本としながらも感覚的には洗練された感じなので
次作はオリジナル曲だけのアルバムでいってほしいね
これからもいいアルバムを作ってくれそうな期待が十分にある

『I Ain't Gonna Stand for It』Stevie Wonder
『Black Haired Boy』 Guy Clark
『Low Rider』 JJ Cale
『It Makes No Difference』The Band
『Let's Go Home』Staple Singers
 

Lightnin' Hopkins

 投稿者:大塚  投稿日:2018年11月23日(金)11時14分2秒
  Lightnin' And The Blues/1954年

ライトニン・ホプキンスは1912年テキサス生まれ
ロバート・ジョンソンやマディ・ウォーターズとほぼ同世代だ
100枚以上のアルバムを発表しているといわれるテキサス・ブルースの巨人
レコーディングの期間は1946年~1955年しばらく中断後
サミュエル・チャーターズによる再発見後の1959年~1981年
もちろん戦前もレコーディングは無くても活発に演奏活動はしていたに違いない

ライトニンのイメージはアコースティック・ギターの弾き語りで
あまりエレキギターは弾かないのかと思い込んでいたのは
それは発売されていたレコード・ジャケットのせいもあるかもしれない
取りあえず一番有名なアルバム1962年「Mojo Hand」は聴いていたが
一部バンド・スタイルではあるがエレキ・ギターではなく生ギターをかき鳴らすスタイル
ジャケットが1番かっこいい67年のスモーキン・ライトニン(Texas Blues Man)は
まだ聴いていないので近いうちの手に入れて聴いてみましょう

このヘラルド盤は全編エレキ・ギターでロックン・ロールの誕生を思わせる凶暴な演奏だ
若き日にテキサスでジョニー・ウインターやレイヴォーンが必死にコピーしていたに違いない
冒頭の1曲『Black Cat Bone』は「Dark Muddy Bottom」という50年代の
スペシャルティーの編集盤から1曲を持って来た
あまりにもどろっとした空気を連想させるした不吉なブルースだ

1982年に亡くなるまでブルース魂を持ち続け活動した事を含めて
ロックの源流がライトニン・ホプキンスの歌の中に見えてくる偉大なブルースマンだ
 

Memphis Slim & Matt Murphy Otis Rush

 投稿者:大塚  投稿日:2018年11月17日(土)18時29分0秒
  Memphis Slim & Matt Murphy
Live From Antone's 1985/1985年
60年代にコンビを組んでいたスリムとマット
なんといっても音にルーズなところがなくテクニック的にも
ブルースというよりジャズを聴いているようなスリリングな演奏だ
スリムは3年後には亡くなってしまうがマットは翌年のライブでは
自分のバンドでロック寄りの派手なサウンドでギターを弾きまくっていた

Otis Rush
Right Place, Wrong Time/1976年
マットの後を追いかけるようにオーティス・ラッシュも逝ってしまった
随分前に脳卒中で倒れてからカルロス・ジョンソンにギターを任せて
ライブ活動をしていると聞いたのは何年前のことかは思い出せない
ラッシュといえばコブラ録音とほとんどの人が言うに違いないが
P-ヴァイン・スぺシャルの第2弾として発売されたのが70年代の名盤と言われている本作だ
ちなみに第1弾はジャケットがかっこいいカルヴィン・リーヴィーの「カミング・プリズン・ファーム」

プロデュースはニック・グレイヴナイツでマーク・ナフタリンをはじめとするメンバーで
1971年にキャピトルのためにサンフランシスコで録音されたがなんとお蔵入りしてしまう
5年を経てようやくインディー・レーベルのBullfrog Recordsから1976年に発売された
当時トニー・ジョー・ホワイトの『Rainy Night In Georgia』に首を振る人もいたようだが
ラッシュにはブルースのこだわらない声の資質があり今は否定する人はあまりいないだろう

考えてみればふたりともブルースだけにこだわらない柔軟なミュージシャンだった
ただラッシュのほうはリスナーがブルースにこだわりすぎて本人を窮屈にさせていた印象もある
間違いなくロック・ギターの誕生に大きな影響を与えたふたりだった
 

Jim Kweskin & Geoff Muldaur Happy Traum

 投稿者:大塚  投稿日:2018年11月14日(水)17時44分10秒
  Happy Traum
Just For The Love Of It/2015年
1938年生まれの今年80歳のハッピー・トラウム
5歳年下の弟のアーティーはエリック・カズとベアーを組んでいたり
ハッピーとアルバムを作ったりとウッドストック周辺で活躍していたが今から10年前に亡くなってしまった
1972年のマッド・エイカーズのファースト・アルバムの1曲めから
エリック・カズとマリア・マルダーのデュエット
ジョン・ヘラルドの飛びはねるような歌い方やバンジョーの響きにはロック少年には新鮮に感じた
セカンドにはポール・バターフィールド、ローリー・ブロックやエリック・アンダーソンも参加していた
Woodstock Mountains~Woodstock Mountains Revueというようなグループ名になって
結局4枚のアルバムを発表した

そんなマッド・エイカーズ仕掛人のハッピーの最新作
相変わらずウッドストック近郊に住んでいて録音はソーガティーズで行われている
ラリー・キャンベル、ジョン・セバスチャン、バイロン・アイザックスと
おなじみのメンバーでリラックスした雰囲気が心地よい
ギターのテクニックは相変わらずでトラッド・ナンバーを自分のスタイルで
演奏する姿は決して派手に表舞台に出る事はなかったが
彼らこそベターデイズと並んでもう一つのザ・バンドだったのだ

Jim Kweskin & Geoff Muldaur
Penny's Farm/2016年
ジム・クウェスキンはハッピーより2歳年下で78歳
こちらはテキサスのオースチンで録音されている
老人と呼んでしまうにはかなり失礼な気がするほど現役感が強い
今回は75歳のジェフ・マルダーとのデュエット作品
ジェフに関してはマリアやエイモスと組んだ作品がやはり良くて
どうもソロでやると真面目になりすぎる感じがするので
今回のジム・クウェスキンと一緒のアルバムはいい感じだね
お得意の『Fishing Blues』や『Tennessee Blues』は新鮮味はないが
よっぽどお気に入りの曲なんでしょう

ぜひ、お元気でつぎの作品もお願いします
 

Tom Jones Tony Joe White

 投稿者:大塚  投稿日:2018年11月12日(月)19時01分54秒
  Tom Jones
Praise & Blame/2010年
Long Lost Suitcase/2015年
ルーツ回帰作品の第1弾と最新作の第3弾
トム・ジョーンズは「Red, White & Blues」のサントラ盤で初めてちゃんと聴いたのだが
トムのヒット曲も知らないしこれからも聴く事も無いと思っていた
ベテラン・ロッカーの原点回帰作は最近ではごく当たり前の事だけど
ブルースやロックからまったくかけ離れていた印象だったのでよけいビックリしている

「Praise & Blame」はイギリスのチャートで2位まで上がる大ヒット作で
無駄な音がまるで無い骨格だけのような音の『Burning Hell』は
ツェッペリンのデモテープにトムのボーカルを被せたような音だが妙にリアリティーがある
15年の『Long Lost Suitcase』の方を先に聴いたがこちらの方がむしろインパクトが強い
ロス・ロボス『Everybody Loves a Train』 デイヴ・ヴァン・ロンク『He Was A Friend Of Mine』
ストーンズの『Factory Girl』などイーサン・ジョンズと作り上げた傑作アルバムだと思う

Tony Joe White
Tony Joe/1970年
Bad Mouthin'/2018年
トニーも今年突如亡くなってしまった
この2作の間には約50年の時間の流れがある
偶然だったが2曲再録音の重複があり少し弱々しくなったと指摘する人もいるが
オレはむしろ抑制された凄みの方を感じている
トニー本人も50年を経てようやくブルース・アルバムを作る時が来たと言っていた
ラスト・ナンバーがハートブレイク・ホテルとはあまりにも出来すぎている
しかもブルース・ナンバーに見事に生まれかわっている
 

Jerry Corbitt & Charlie Daniels Lowell Levinger (Banana)

 投稿者:大塚  投稿日:2018年11月10日(土)19時09分32秒
  Jerry Corbitt/1970年
Jerry Corbitt & Charlie Daniels Live/1976年

ヤングブラッズ脱退後のソロ・アルバムの2作目
ヤングブラッズ以来の縁なのかここでもチャーリー・ダニエルズがプロデュースをしている
音はスワンプ・ロックでかなりソウルフルな歌いっぷりが気持ちいい
日本でのCD化が強く望まれる作品

チャーリー・ダニエルズとのライブ盤はマイナー・レーベルから1976年にリリースされたようだが
実際の録音はもっと前ではないかと思っているがデータが記されていない
ダニエルズもフューチャーされているのでサザン・ロック寄りの音になっている

Lowell Levinger (Banana)
Down To The Roots/2014年

こちらは解散までヤングブラッズに在籍したロウエル・レヴェンジャー
バナナと呼ばれているらしい
ソロ5作目でリラックスした感じのアコースティックなルーツ・ミュージック
コービットと持ち味は違うが十分には実力は発揮されていると思う
2人が共演したら面白いかなと思っていたらジェリー・コービットは2014年に亡くなっていた

この3枚を聴くとヤングブラッズがジェシ・コリン・ヤングだけのバンドじゃない事がはっきり分かるね
 

Fleetwood Mac

 投稿者:大塚  投稿日:2018年11月 9日(金)17時34分56秒
  Blues Jam In Chicago Vol. 1&2

ビートルズがアルバム「Get Back」のためのセッションを始めたのは
1969年まだ年明け早々の1月2日イギリスのトゥイッケナム映画撮影所でのこと
時を同じくしてイギリスのブルースバンド フリートウッド・マックが
シカゴのチェス・スタジオでブルースマンとセッションをくり広げていた

ビートルズは1月中のすべてを使ってもアルバム「Get Back」を完成する事ができなかったが
フリートウッド・マックは1月4日の一日だけで録音を終えて12月にはアルバムが発売されている

参加ブルースマンは以下の通り
Chicago Blues artists
Otis Spann - vocals, piano
David "Honeyboy" Edwards - guitar
Buddy Guy - guitar
Big Walter "Shakey" Horton - harmonica
J. T. Brown - tenor saxophone
Willie Dixon - acoustic bass
S.P. Leary - drums

最初は昔買ったレコードを聴いてみたが
なにせ70年代の終わりに買ったレコードゆえ傷だらけで聴きづらいので
CDを新規で購入したらボーナス・トラックが何曲かプラスされていたがインストと完成度が低い曲はカットした

1曲目からピーター・グリーンのギターとボーカルのセンスは飛び抜けている
スライド・ギター奏者のジェレミー・スペンサーは当時はエルモア・ジェイムスが大好きだったので
よく聴いたものだが今聞き直すと正直ワンパターンな感じもする

そして今回聞き直すきっかけとなったダニー・カーワンはアルバムの写真をみると
高校生の青年がプロ・ミュージシャンのセッションに紛れ込んでしまったような感じで微笑ましい
Vol. 2の以下の3曲はダニーが歌とギターを担当している
『World's In A Tangle』 『Talk With You』 『Like It This Way』
18歳でこの抑制された歌とギターはやはり非凡なものを感じる
そんなダニー・カーワンが亡くなった事を知ったのはこの6月

ブルースマンはオーティス・スパンがセッションに最も真面目に取り組んでいる感じだ
どんなときも力を発揮するために全力を尽くすプロ意識が一番感じられる
後にピーター・グリーンがバックを受け持ってアルバムも制作する

ビッグ・ウォルター・ ホートンの『I Need Your Love 』のバッキングでの
ウォルターのハープ、スパンのピアノ、ピーターのギターの絡み具合のかっこよさも特別だ

これから程なくして
ピーターとジェレミーが抜けブルース・バンドとしてのフリートウッド・マックは終わり
徐々にスーパー・バンドとして上りつめていくわけだけど
今年に入ってリンジー・バッキンガムも抜けて
ハート・ブレイカーズのマイク・キャンベルがギターを弾いているらしい
 

Lulu Linda Ronstadt

 投稿者:大塚  投稿日:2018年11月 8日(木)17時23分47秒
  Lulu Making Life Rhyme/2015年

ルルは若い時と同じようにアップテンポの曲がよく似合う
録音時は70歳ちょい前ぐらいだろうが十分声も出ているし曲も粒ぞろい
バンドの楽しそうな演奏で溌剌とした歌いっぷりがかっこいいね
楽曲はルルとメンバーの共作のようで適度にポップな感じ
バラードの『Cry』そしてジミ・ヘンドリックス『Angel』のカバーもいい

Linda Ronstadt We Ran/1998年
グリン・ジョンズが主任プロデューサーをつとめていて
過去の名盤を制作したピーター・アッシャーも関わっている
いろいろな音楽を経由してやっとポップスの世界に戻ってきた頃の作品
リンダの声は70年代とあまり変わらずきれいな声を維持している
スプリングスティーン『If I Should Fall Behind』
ディラン『Just Like Tom Thumb's Blues』
ワディ・ワクテル『I Go To Pieces』
ジョン・ハイアットの2曲『When We Ran』『Icy Blue Heart』はとても美しい
昔はあまりリンダは聴かなかったがここ5~6年はよく聴いている
70年代のレコードはいつ聴いてもいいね

というわけでどちらも甲乙つけがたし
 

Mavis Staples

 投稿者:大塚  投稿日:2018年11月 7日(水)18時12分40秒
  1939年生まれのメイヴィス・ステイプルズは今もコンスタントにアルバムを発表している
とにかく歴史が長い人なので取りあえず近作を4枚聴いてみた
ゴスペルを主体とした音楽で当然R&B色もあるが最近ではロックの人たちの
サポートやプロデュースで幅を広げている印象だ

Spirituals & Gospel: Dedicated To Mahalia Jackson (with Lucky Peterson)/1996年
マヘリア・ジャクソンのトリビュート・アルバム
ラッキー・ピーターソンは1963年生まれのキーボード奏者、ギタリストで
ブルースを中心としてロックのカバーもするようなミュージシャン
5歳でオルガン奏者としてデビューしてその後リトル・ミルトンや
ボビー・ブランドのバックを勤めた
そんなピーターソンとメイヴィスの相性はとてもよい
本作はマヘリア・ジャクソンのトリビュート・アルバムだが
あたかも各曲がオリジナル作品のように十分消化しているように感じる

Have A Little Faith/2004年
ハウンド・ドッグ・テイラーを録音したアリゲーター・レコードに移籍
『Pop's RecipeI』では父のポップスの思い出を歌う
ライナーによれば『偏狭な信仰、偽善、人間的な裏表にとらわれるな』といった
父の教えを表しているのだそうだ
『 Times Like These』は9.11で犠牲になった友人に捧げる歌
後半は壮大な聖歌隊が重なり何度でも聴きたくなるような作品に仕上がっている

We'll Never Turn Back/2007年
If All I Was Was Black/2017年
2007年作はプロデュースをライ・クーダーが担当
公民権の活動家としての有名なメイヴィスが
近年左翼思想を前面に出しているライ・クーダーの起用というのも自然の流れなのか
もちろん思想・信条に関係なく相性があまりにもぴったりでそれが羨ましくもある
2017年最新作はウィルコのジェフ・トゥイーディと組み
現代のアメリカに向けて普遍的なメッセージを送っている
『All Over Again』では「諦めず何度も挑戦しよう」と語るように歌っている

メイヴィス・ステイプルズはいつまでもパワー溢れるシンガーだ
きっと80歳を過ぎてもアルバムを発表し続けるだろう
 

Cowboy

 投稿者:大塚  投稿日:2018年11月 6日(火)17時35分0秒
  本日送りましたので よろしく

Reach For The Sky/1970年
Boyer & Talton/1976年
Cowboy Reunion 2010/2012年

カウボーイというバンド知るきっかけはほとんどの場合
エリック・クラプトンがカバーした『Please Be With Me』か
デュアン・オールマンのアンソロジーでの『Please Be With Me』のアウトテイクを
聴いて知ったという人が多いのだと思う
そしてグレッグ・オールマンがカバーした『All My Friends』
ファースト・アルバムはキャプリコーンで5番目にリリースされたアルバムらしいが
いわゆるサザン・ロックではなくレイドバックの前ぶれのようなカントリー・フォーク・サウンドだ

といっても当時はトミー・タルトンとスコット・ボイヤーの区別などつかなかった
この二人は共作はしないらしいが『All My Friends』がどちらの作品かも知らなかった
だいたい写真を見ても若いころはどちらもほっそりしていたので尚更区別がしにくくて
近年トミーの方がふっくらとしてきたのではっきりと区別できるけどね

有名なのは上記2曲が収録されたセカンド・アルバムだが6人組のデビュー・アルバムも捨てがたい
『Livin' In The Country』はアラバマ・ステイト・トゥルーパーズがライブ作で取り上げている
『Use Your Situation』やボニー・ブラムレットのソロアルバムのタイトル曲『It's Time』などの3曲と
上記の2曲はスコット・ボイヤーの作品だ
トミー・タルトンのほうは名スライド・ギタリストでもあるがボイヤーよりまだ控えめな印象だ

76年の3rd「Boyer & Talton」になるとバンドというより2人組のユニットとなり
ゲストにチャック・リーヴェル、ジェイモ、ランドール・ブラムレットが参加しており
中にはシーレヴェルに通じるようなインストもある
グレッグのツアーで披露された『Where Can You Go?』はトミーの作品
グレッグ・ツアーのライブ・バージョンではたっぷりスライド・ギターを披露している

2010年にはカウボーイの再結成ライブがジョージア州メイコンで録音された
この頃になるとボイヤーの体調のせいか声がやや不安定に感じるが
対照的にトミー・タルトンは切れのあるギターを弾いている
このライブを聴いていると70年代にライブ・アルバムを作らなかったのが惜しまれる

「10'll Getcha Twenty」という新譜が発売されるという情報もあるが
手に入ればトミーのソロアルバムも一緒に聴いてみようかな
 

Neil Young

 投稿者:大塚  投稿日:2018年11月 4日(日)09時54分38秒
  Comes A Time/1976年
Unplugged/1997年
A Letter Home/2014年
Roxy: Tonight's The Night Live (1973)/2018年

最近『A Day In The Life』をポールと共演している動画をみたが
相変わらずパワフルで一種異様な雰囲気のニール・ヤング
アーカイブ・シリーズはディラン同様に数多くリリースされており
今年は「Tonight's The Night」のロキシーでのライブ盤が発売された

ここでは2014年された「A Letter Home」について書いていこうと思う
今時には珍しい音の歪み・回転むらがあるローファイな音のアルバムなのだが
その理由は共同制作者のジャック・ホワイトが所有する
Voice-O-Graph(ヴォイスオグラフ)で録音されているからだ
まるで電話ボックスで録音しているかのような感じで最初は何だこれはと思ったが
何でも1947年に作られた録音機器でそのままカッティングされてレコードが出来上がる
昔は各地の観光地に置かれ観光の記念に人々がこのブースに入ってメッセージを
アナログ盤に書き込むといった使われ方をしていたそうだ
録音に徹底的にこだわるニールは最初アナログ発売に限定していたがその後CDも発売された

内容はニールの母親への手紙を朗読することでで始まるカバー曲集
ティム・ハーディン『Reason To Believe』 スプリングスティーン『My Hometown』
ディラン『Girl From The North Country』に加え『Needle and the Damage Done』を
作る上で影響を受けたというバート・ヤンシュ『Needle Of Death』

「家への手紙」というタイトルのアルバム、これも原点回帰作のひとつの形かもしれないね
 

Dianne Davidson

 投稿者:G  投稿日:2018年11月 3日(土)13時46分22秒
  この名前聞いたのは45年ぶりくらいか
最終的にはみんなちゃんと集まってくるようにできているのかね
 

高田渡/漣

 投稿者:大塚  投稿日:2018年11月 1日(木)14時03分23秒
編集済
  系図/1972年
のんびりした感じの『長屋の路地に』がなんともいい感じ
ソロをまわしていくときの声掛けも若くて溌剌としているね
タイトル曲の『系図』では「2/3減りました」と呟いてから
歌い始めるのだがCDのライナーを書いている高田漣が
「自ら歌った詩の世界に入り込んでしまって気がつくと酔いどれの
 タカダワタル的なキャラクターから抜け出すことができなくなったのではないか」
と冷静に分析している
そして山之口貘の詩にメロディーをつけた『告別式』
 お金ばかりを借りて 歩きまわっているうちに
 ぼくはある日 死んでしまったのだ

渡/1993年
『ホントはみんな』はシチューのCMソングだったので知っている人も多いかもしれない
後期の代表曲『夕暮れ』がなんといってもリアリティーがある
黒田三郎の詩が吉祥寺のいせやで立ち飲みしている渡さんの姿とあまりにも重なってしまう
 夕暮れの町で ボクは見る
 自分の場所からはみだしてしまった
 多くの人々を

さびしいと いま C/Wブラザー軒/1997年
『さびしいと いま』はシングル用に歌が録音し直されているようだ
「東京夜曲」という映画のサントラとなった曲
しかし本当に見事なのはB面の『ブラザー軒』
詩は菅原克己の作品で七夕の夜に亡くなった父親と妹がガラス暖簾の向こう側から現れて
かき氷を一緒に食べているといった簡単にいえば幽霊の歌なのだがなんともいえない風情を感じる
仙台の東1番町のブラザー軒は実際にある老舗の洋食屋なんだそうだ

高田漣/コーヒーブルース ~高田渡を歌う~/2015年
とてもよくできた息子の漣の渡カバー集
歌のアプローチはまったく違うが所々似ているような感じもあり
音楽の才能だけだったら息子の方が遥かにあるのかもしれない
しかし音楽の善し悪しはそれだけではないことも多くの人が知っている
 

Old Crow Medicine Show

 投稿者:大塚  投稿日:2018年10月30日(火)18時07分46秒
  Big Iron World/2006年
50 Years Of Blonde On Blonde [Live]/2016年

オールド・クロウ・メディスン・ショーは1998年ごろから活動を始めている
2004年のメジャー・デビュー前にも何枚かアルバムが作られていて
一般的にデビュー・アルバムとされているOCMSに『Wagon Wheel』が収録された
これはメンバーがディランのブートから『Rock Me Mama』という未発表曲に
オリジナルの詩を加えて『Wagon Wheel』として歌っているうちにディランが
共作として認めて正式にリリースされたものだ

「Big Iron World」はセカンド・アルバム
『Wagon Wheel』は収録されてないがライブ・ヴァージョンを付け加えておいた
当時のメンバーはケッチ・シーコア ウィリー・ワトソン
クリッター・フクア ケヴィン・ヘイズ モーガン・ヤニンの5人組
2012年以降中心メンバーだったウィリー・ワトソンとケヴィン・ヘイズが抜けている

いわゆるストリング・バンドとでもいうのだろうか
ブルーグラスを軸にフォーク、カントリー、ブルースをミックスした音だが
60~70年代に活躍したジャグバンドやマッド・エイカーズとは力の入れ加減が違う
リーダーでボーカル担当のケッチ・シーコアはかなりのディラン・フリークで
2016年には『Blonde On Blonde』の完全再現版ライブをリリースした
この作品は日本でもソニーから発売されたので少し日本でも知られるようになったのかな

ウディ・ガスリーも歌っている『This Train Is Bound For Glory』の動画を
見た時にかなり即興的ではあるが底知れぬパワーを感じた
なんか開放的な楽しさがあふれていてミュージック・ビデオの傑作だね
この曲は2014年の映画『ビッグ・イージー・エキスプレス』でも歌われていた
以前ザ・バンドやジャニス、グレイトフル・デッドなどが出演した
『フェスティバル・エクスプレス』という映画があったがそれの現代版だということだ

https://www.youtube.com/watch?v=Kb2uciHpe4U
 

The Everly Brothers

 投稿者:大塚  投稿日:2018年10月28日(日)10時52分8秒
  Stories We Could Tell/1972年

ドンとフィルのエヴァリー・ブラザーズは『Bye Bye Love』と
キースが暗黒時代にカバーした『All I Have to Do is Dream』しか知らなかった
ジョン、ポール、ジョージのハーモニー構成に影響を与えたのは間違いないと思うが
今となってはオールデイズのこのグループを聞き返すことも無かった

1972年RCAに移籍後プロデューサーのポール・ロスチャイルドと組んでアルバムは制作された
バックにはあまりにも多くのゲストが参加している
デラニー&ボニー・ブラムレット、ライ・クーダー、ジェリー・マギーの他に
60年代からサポート・メンバーだったジム・ゴードン
1972年当時のツアー・メンバーのリーダーだったウォーレン・ジヴォンとワディー・ワクテルや
ジェフ・ マルダー、クロスビー&ナッシュ、クラレンス・ホワイト、ジョン・セバスチャンなど
まだまだ多くのゲスト・ミュージシャンが参加している

タイトル曲はジョン・セバスチャンの作品
『All We Really Want To Do』はデラニー・ブラムレット作
ジェシー・ウィンチェスターの『The Brand New Tennessee Waltz』
フィル単独のノスタルジックな『Up In Mabel's Room』から『Del Rio Dan』の流れもいい
ライ・クーダーとジェリー・マギーのギターの絡みがとてもスリリングだ
ロックンロールの『Three-Armed, Poker-Playin' River Rat』はまるでレオン一派のような音
ボーカル・アルバムというというより全体にルーツ・ロック寄りのサウンドが楽しめる
逆に昔からのファンからは不評であまりレコードは売れなかったようだ

ジヴォンのアサイラム第1弾の「さすらい」にフィル・エヴァリーが
『Frank And Jesse James』『Hasten Down The Wind』の2曲で
コーラスで参加していたのはこういう繋がりだったんですね

その後1973年にエヴァリー・ブラザーズは一旦解散
既に兄弟の不仲は決定的になり酔っぱらってステージに上がったドンに怒ったフィルが
ギターを放り投げてステージを下りてしまう
ロックの世界では兄弟というのはうまくいかない場合も多いね
1984年に再結成されるがフィル・エヴァリーは2014年に亡くなってしまった

Phil Everly
Star Spangled Springer/1973年

1973年に出たフィルのファースト・アルバムは『Stories We Could Tell』と
同時に録音されていたようだ
ウォーレン・ジヴォンが引き続きアレンジとギター、キーボードで貢献している
アサイラムで再デビューするまであと3年の時間を要したが
時代の変革期だったので3年という期間はジヴォンにはとても長く感じられたに違いない
 

John Sebastian

 投稿者:大塚  投稿日:2018年10月27日(土)10時38分1秒
  Tarzana Kid/1974年

いつでも聴けると思っていると聴きそびれてしまう名盤はたくさんある
「Tarzana Kid」もそんな1枚だが70年代の音はレコードのほうがうまく再現される
中低音のどっしりした感じはスクラッチ・ノイズともうまく調和している
1972年にエヴァリー・ブラザーズがカバーした『Stories We Could Tell』は
セバスチャンの作家版はまだ発表されていなかった
エヴァリー・ブラザーズの同曲はセバスチャンの自宅で録音されたらしい
録音された残りの2曲はフィルのソロアルバムに再録音されて収録されたようだ
お返しにフィルがコーラスで参加している

『Dixie Chicken』にはローウェル・ジョージが参加
エイモス・ギャレット、ライ・クーダー等当時の売れっ子ギタリストを使い放題だ
コーラスにエミルー・ハリス、ポインターズ・シスターズ
ドラムスはジム・ゴードンとミルト・ホーランド
そしてハーモニカはジョン・セバスチャン自身
出来上がった音はヒューマン・ロック・ミュージックとでも呼べばいいのか
この頃にはこういうロックがいっぱいあって時間が今より幾分遅く流れていたね
 

Dianne Davidson Jackson Browne

 投稿者:大塚  投稿日:2018年10月24日(水)07時57分6秒
  Dianne Davidson
Mountain Mama/1972年

このアルバムは国内LPも発売されていて
当時はディアンヌ・デイビッドソンと表記されていたようだが
ライブ動画ではトレイシー・ネルソンがダイアン・デビッドソンと発音しているように聞こえる

アルバム発売時20歳だそうだが声は十分にベテランのような貫禄がある
全8曲のうちオリジナル曲は2曲のみで1曲はマック・ゲイデンとの共作なので
基本的にはカバー・アルバムといった感じだろうか
この年デビューしたジャクソン・ブラウンの
『Song For Adam』と『Something Fine』は十分に表現力もあり
派手さはないがそこがまた好ましく感じる
『I Want To Lay Down Beside You』 は『Sip the Wine』のことで
マザー・アースが1972年に録音しているが後のリック・ダンコのカバーが有名
後半のダグ・サームのギター・ソロは最高でした
全編にわたって参加しているマック・ゲイデンが全体を仕切ったのかもしれない
それにしても『Ain't Gonna Be Treated This Way』のスライドギターはいいね

Jackson Browne
Saturate Before Using/1972年
The Road East - Live In Japan/2000年

ジャクソン・ブラウンのファースト・アルバムを
始めて聴いたがやはり特別な才能があることは十分に分かる
昔はなんか真面目過ぎて敬遠してきた感じもあったがもっと早く聴いていればよかったね
『Under The Falling Sky』などパーカッションがやたらうるさい曲もあったが
捨て曲は1曲も無く間違いなく名盤でしょう

日本のライブは『These Days』以外の曲は知らなかったが
完成度の高い演奏と伝えたいという気持ちがしっかり伝わってくる優れたライブだと思う
広島の公演で歌った『The Crow On The Cradle』では観客が「広島を忘れないで」と問いかけると
「広島のことは決して忘れない 絶対に 広島は特別な場所なんだ」と答えるジャクソン
こういった真摯な姿勢と人間性こそが彼の音楽をさらに高めているのだろう
『Lives In The Balance』では「この曲は戦争について書いた歌です」と前置きして
さらに具体的に反戦へのメッセージを発している
 

Mac Gayden

 投稿者:大塚  投稿日:2018年10月19日(金)18時55分39秒
  Skyboat/1976年
Hymn To The Seeker/1977年
Nirvana Blues/1995年

2009年頃にかつてコモンストックがあった場所の近くに
ズーノ・スカイボート(Zoo Sky Boat)というオリジナル盤を鳴らす
レコードの図書館みたいなロック・バーがあったが
たぶん店の名前は「Skyboat」から取られたのでしょう
すでに新宿西口が衰退していた時期だが妙に興味がわいて店に入ってみた
ランチタイムも営業していた様だがいつのまにか閉店してしまった
マスターはいかにも音楽好きそうな穏やかな方でした

なんかふにゃふにゃしたワウの掛かったスライド・ギター
エリアコード615やベアーフッド・ジェリーに在籍したり
JJケールの『クレイジー・ママ』でスライド・ギターを弾いていたマック・ゲイデン

いまいち音楽性の一貫性がないような気もするが
唸るような泣きのスライド・ギターはオリジナルな響きがある
グリン・ジョンズは『サウンド・マン』でLSDでダメージを受けて自分の殻に閉じこもっていたと
ジョン・ハイアットのレコーディング風景のことを回想しているが
95年作の「Nirvana Blues」では実にしっかりした傑作アルバムを完成させた
 

Leon Russell

 投稿者:大塚  投稿日:2018年10月17日(水)18時45分32秒
  Stop All That Jazz/1974年
たぶん人気盤ではないのだろう
CDは10年以上再発されずおかげで中古価格も定価より高いくらいだ
録音はタルサとナッシュビルだがバックはギャップ・バンドが担当している
シェルター・ピープルの中心人物カール・レイドルが
再びエリック・クラプトンのバンドに行ってしまったのが原因のようだ
その後マーシー・レヴィーとドラマーのジェミー・オールディガーもECバンドに加入する
そんなこんなで名盤「オーシャン・ブールバード」が誕生したわけだが
本作はカントリー作品の後だけにあのギラギラ感は無くなっているが
本来のレオン・ラッセルらしさが出て案外いいアルバムなのかもしれない
『Leaving Whipporwhill』のみシェルター・ピープルがバックでパラダイス・スタジオ録音
ジム・ケルトナー カール・レイドル ドン・プレストン
カバー曲のティム・ハーディンの『If I Were A Carpenter』もよいし
CDのボーナストラックでは『Wild Horses』のカントリー・ヴァージョンもある

Willie Nelson & Leon Russell
One For The Road/1979年
この年はJJケールとも共演しているが長い間お蔵入りしていた
ウィリー・ネルソンとの共演盤は2枚組のレコードで発売されていて
結構売れたようでゴールド・ディスクになっている
『Trouble In Mind』ではボーカルでマリア・マルダー
スライド・ギターにボニー・レイットがゲストで参加している

On A Distant Shore/2017年
2016年に突然届いた訃報だが体調が良くない中
レオンはアルバム制作をしていたようで亡くなった後の2017年に
「On a Distant Shore」はリリースされた
全盛期のレオンからするとかなり枯れてしまっている印象だが
このような作品中にも随所にレオンらしさはみえる

再度録音された『Hummingbird』『A Song For You』『This Masquerade』は
永遠のスタンダードであることに間違いはない
NMMで連載された福田一郎『リオン・ラッセルと~』が書籍化はされないのは残念だね
 

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